11/19~20にかけて、
ガウディ有志で第69回全日本合唱コンクール全国大会in鳥取に行ってきました!
目的は大きく3つ。
その1
第19回定期演奏会で歌った「風紋」の世界観を体感すべく、鳥取砂丘にて風と砂丘を肌で感じること。
その2
混声合唱のためのコンポジション「日本の民謡 第7集」に収録されている「湯かむり唄」の舞台、岩井温泉でヤレヤレ♪すること。
その3、最大の目的
祝!全国大会出場!
耕友会の仲間であるインターカレッジ男声合唱団Voces Veritasの応援をすること。
天気予報は2日間ともあいにくの荒れ模様でしたが、「曇り男」こと我らが団長のおかげで(?)一度も傘を開かずに済みました。
一日目は、さっそく鳥取砂丘へ出かけました。
広い!一面の砂!砂!砂!!!
そして、遠くから聞こえる海鳴りの音。
年甲斐もなくテンションが上がるガウディメンツ!急斜面を駆け上ったり駆け下りたり、ジャケ写っぽい写真撮影大会をしたり…
…案の定、すぐにぐったり。
あとは寝そべったり、ひたすら歩いてみたり、ぼーっと海を眺めてみたり、思い思いの方法で砂丘をじっくり堪能しました。
雨上がりで砂が湿っていたため、残念ながらかすかな風紋しかできていませんでした。
しかし、「風紋」の中で風が男で砂丘が女に喩えられたことが、しっくりときました。
思ったよりも高低差の厳しい砂丘ですが、離れて眺めると滑らかな凹凸の陰影がなんとも美しい。
その砂丘の上を、絶えず海からやってくる風が優しく撫でて時には力強く抱きしめ、砂丘の柔肌は刻一刻と様相を変えているようです。
歌う前に訪れたら、実感を伴ったさらに深いイメージをもって歌えたのかな。
楽譜に書かれている通りの正しい音やリズム、強弱を磨かれた発声で表現することは、質の高い音楽を追求する上での大前提だと思います。
しかし、楽譜に書き表せない細やかなニュアンス ―質感、色、匂い、温度― や、作詩者・作曲者に寄り添い、言葉一つ音一つに込められた想いや背景を探り、各々が確たるイメージを持って表現を貫いていくことが、上手いで終わらない人の心を揺さぶる真に質の高い音楽なのだと、痛感しました。
舞台になった場所を実際に訪れて肌で感じるのは、表現の一つの手掛かりになるのだと思いました。
夜は、砂丘からバスに揺られて岩井温泉の町、岩美町の宿へ。
先月、The Metropolitan Chorus of Tokyoのメンバーとして釜山で招待演奏をしたメンバーも多数在籍するガウディ。そこで演奏した「湯かむり唄」は、岩井温泉に伝わる民謡です。
温泉にじっくり浸かり、しっとり美肌になったメンバーは、フロントのお兄さんに湯かむり唄について尋ねてみることにしました。
温泉に入ってきた人が節に乗せて次々に歌うから、100番以上の歌詞があったらしいとか、岩井温泉には他にも民謡があるとか、様々なお話を聞かせていただいた上に資料までいただいてしまいました。
他にもお客さんがいたのでヤレヤレ♪歌うのは控えましたが、旅行に来ても勉強熱心なガウディなのでした。
(二日目に続く)
==============================
《室内合唱団 VOX GAUDIOSA は 松下耕先生のもと、東京都内で毎週土曜日夜に活動をしている一般合唱団です♪現在、絶賛団員募集中です♪♪》