こんにちは!
今回は、5/30(月)にミューザ川崎シンフォニーホールで行われたThe King's Singersの日本公演について、少し時間がたってしまいましたが、ゆるゆると感想を書いていこうと思います♪
The King's Singersを初めて聞いたのは、一年前、耕友会でアメリカへ行ったときのことでした。
大学1年生だった私にとって、本格的なアカペラを生で聞く人生初の機会で、音が鳴る度にぞくぞくしたことや音楽が進むにつれて興奮したことは忘れられません!
今回はその時ぶりに生で聞けるということで、ワクワクしながら会場に向かいました♪
1曲目はピーター・ルイス・ヴァンダルクの"Horizons"という曲で、個人的には今回の演奏会の中で一番印象深い曲でした。
アフリカの民族音楽がモチーフとなっていて、hand clapや掛け声のような民族的な演出もあり、6人が奏でる世界にぐんぐんと引き込まれていきました。
アフリカの大地に響きわたるような豊かな和音がなっていて、草原の色や風や匂いまで感じられそうでした。
音楽で空間を作るとはこういうことなのだなぁっ!とうっとりと聞いていました。
今回の演奏会のテーマは「音楽の絵葉書」で、イギリスからの絵葉書、流浪の民からの手紙、ルネッサンス期ヨーロッパからの絵葉書、世界中から絵葉書、日本からの絵葉書、ビートルズ名曲集、と数曲ごとにテーマが決まっていました。
各ステージがまさに「絵葉書」でホールの空気が鮮やかに変わっていき、世界旅行をしているようでした。2時間があっという間に感じ、幸せに包まれた演奏会でした。
この演奏会から、音色ってやっぱり大事だ!と強く感じました。
力押しではない真っすぐな響きを持った和音は、ホールを立体的に埋めていき、自由自在に音色を変えて、どんな空間も作っていくことができます。
The King's Singersの演奏は音だけではなく、世界そのものを作っているのだな!、と感じました。
声だけで、こんなにも鮮やかに世界が表現できるってすごいっ(>_<)
もう一つ、音色を作るためには、どんな音色で歌いたいのか、曲に対するイメージが大事だな、とも思いました。
彼等はピッチも呼吸もぴったりです。それは、お互いを感じているから、というのはもちろん、加えて、一人一人が曲を深く理解し、お互いに声を合わせたときの感情の発露がマッチしているからではないかなぁ…と。
かっこよすぎですね…!笑
各ステージを十二分に楽しんだあとのアンコール曲は"ふるさと"。
なんと、日本語での演奏でした!
優しい音に、日本ののどかな風景が目に浮かび、自然と、家族や祖父母、地震発生後間もなかった熊本のことなどが思いやられ、胸が熱くなりました。この公演のために日本語で歌ってくれたこともとてもうれしかったです。日本の音っていいなぁと、改めて思いました。
どこかの国の音楽を表現することは、その国の文化に触れ、そこに住む人々に心を寄せることなのではないかな、と思います。
GAUDIでも様々な国の音楽に触れますが、その時代、その国の人々に心を寄せながら歌っていけたらと思います(*´ω`*)
つらつらと書いてしまいましたが、
以上、The King's Singers日本公演の鑑賞記でした♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
ファンとして彼等の演奏を次に聞ける機会が今から楽しみでなりません!笑
《室内合唱団 VOX GAUDIOSA は 松下 耕先生のもと、東京都内で毎週土曜日夜に活動をしている一般合唱団です♪現在、絶賛団員募集中です♪♪》